饗宴(リバイバル)

酒をのんで、おれの言うことを聞きたまえ
あのひとたちの言ったことはただの風だよ
          (オマル・ハイヤーム)



いつでもいつでも
個人的な
ものがたり
だから今日も
うつむいて
ものがたり
聞いてくれるな
黙っていても
喋りだすだろう
酒をのんで
ものがたり
どんな種類のかなしみも
どこか滑稽に思えて
どんなきれいな風景も
どこか曖昧に見えて
ひとりでいると
そのひとりの自分さえ
見失うから
きみとふたりで
今夜は語りつくそう
あしたの朝は
何もおぼえていない
ものがたりを


































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by puffin99rice | 2011-08-30 21:07 | その他の詩 | Trackback | Comments(0)

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