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妖精の宴会の話

妖精も宴会をします
その席で食べたり飲んだりした人間は
もう帰ってこられなくなるそうです
毎年 わたしにも招待状が届くのですが
会費がべらぼうに高くて参加できません

by puffin99rice | 2005-01-31 20:30  

バンジージャンプとかの話

さみしかったら酒のみませう
しかられたらふて寝しませう
ふられたらやけ食いしませう
死にたくなったら その前に
バンジージャンプとかしてみませう

by puffin99rice | 2005-01-30 20:32  

商品管理の話

居心地のよいところでは
くさってしまう傾向にあるので
果物だとおもっていても
電気屋に出荷してみましょう
そこで点灯する場合があります

by puffin99rice | 2005-01-30 07:42  

三択問題の話

赤は大昔から魔法の色です
(1)ドワーフの帽子
(2)スーパーマンのマント
(3)還暦のちゃんちゃんこ
一番強いのはどれでしょう

by puffin99rice | 2005-01-29 19:29  

約束の話

星はどこからでも見えるだろう
ひとつの不在が照らしだす
ユグドラシルの葉のしたで
いつまでもいつまでも
死なないで待っています

by puffin99rice | 2005-01-28 20:47  

クレームの話

文句あるならかかってこい
って 火に油そそいでどうするんだよ
というよりも それをネタに
詩がひとつできたので
ありがとう

by puffin99rice | 2005-01-28 18:34  

死の話

どこで死のう
どこかで かならず
死なねばならないが
いまは死なぬ
ずっと いまだけは

by puffin99rice | 2005-01-27 23:22  

灰と歌の話

自分の言葉などというものはない
ただ血とまぼろしをひきついで
いまこのときをたのしめ花のまを
盛りはすぐにすぎて夜のひきあけに
わずかの灰と歌をのこして消えるだけ

by puffin99rice | 2005-01-26 22:43  

告白の話

「天球の回転について」を読んでいるうちに
何世紀もすぎてしまった けっきょく
わたしの現在地が まわっていようが
ひらたかろうが きみがひとり
いさえすれば どうでもいいことだったぜ

by puffin99rice | 2005-01-25 20:48  

骨董屋の話

これは1618年にロバート・フラッドという名の錬金術師が発明した永久機関です。さしずめ「アルキメデスの螺旋」の応用といったところでしょうか。この螺旋の管が水車の力でまわると水は上方へ運ばれそこにある枡を満たします。それから、ほら、溢れた水は樋を伝って水車の上に落ちそれを動かすのです。そして巡りめぐって水車は螺旋の管をまわすのです。つまり水は上昇と落下を繰り返すのですから水槽の水量は減少することがなく、螺旋の管も水車も永久に運動するというわけであります。しかも水車はここについている挽き臼の動力まで供給するのですよ。燃料も労力もいりません。産業廃棄物もまったく出ません。すばらしい美術品です。え? そうです、いまはりっぱな美術品です。なにしろまったく役にたたないのですから。19世紀に入りまして「エネルギー保存則」とか「エントロピー増大の法則」が確立されたとたんに、これを含むすべての永久機関が止まってしまったのです。それまではちゃんと動いていたのにですよ。それ以後、西欧工業文明は、快適さ・便利さとひきかえに環境や生態系の破壊をつづけてきました。進歩とは一体何なのでしょうね。と、いうようなことを考えながらグラスを傾ける心やさしいひとときのために、お客さま、どうぞ、お買い上げくださいませ。って、長すぎていつものフォルムに収まりきらないぞ。たまには、いいか。

by puffin99rice | 2005-01-24 21:52