カントリーロードの話

馬鈴薯の花の あしあとは
海につづいて きみの
吐息は どんなふうに
こぼれても きれいな
音符となり 空へ昇っていた
by puffin99rice | 2006-07-31 22:34

送別の話

へいへい がんばれ
ひとりも しなずに
みんな じじい と
ばばあ に なって
ここで またあおう
by puffin99rice | 2006-07-29 21:23

停滞の話

川の上流で
洗いおとした
顔が いくつも
よどみに
たまっている
by puffin99rice | 2006-07-28 22:56

クセノファネスの話

かみさまは まるい はじめから
あったから これからも ある
あとから できたもの うまれたものは
かならず ほろびるので
かみさまは いつも さみしい
by puffin99rice | 2006-07-27 20:40

プロタゴラスの話

おとなは こどもの尺度です
こどもは へりくつをこねて
痛い目をみながら 成長します
シカトしないで ちゃんと
相手をして あげましょう
by puffin99rice | 2006-07-25 20:54

エピクロスの話

しあわせを 得るのが
人生の目的 それには
おおいに うなずいて
旅にでたが いまだに
さがして いたりする
by puffin99rice | 2006-07-24 20:12

エンペドクレスの話

火と水と 砂と風と
愛憎を かきまぜて
つかのまに あらわれる
あるとき ぼくは鳥だった
そのとき きみは海だった
by puffin99rice | 2006-07-23 20:29

ディオゲネスの話

夏のさかりに その男の
かげが すずしくて
うしろを ついてまわったら
いつのまにか 世界の
はてに きていました
by puffin99rice | 2006-07-22 21:27

デモクリトスの話

花も石も 糞尿も みんな
おなじもので できている
きみもぼくも さびしさは
粒子の 粗い組成のせいだから
もっと抱きしめ合おう かたく
  
by puffin99rice | 2006-07-21 21:53

ヘラクレイトスの話

風もないのに 砂がくずれる
あらがいがたく 果物がくさる
何もしなくても 今日が暮れる
どこかへ 向かっているかのように
すべてが通りすぎて わたしを終える
by puffin99rice | 2006-07-20 21:16