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そろもん

春だから いまは

むかし きみと暮らした
街の地図をひらく このへんにも
このあたりにも ふたりで
かきすてた 恥のぶんだけ
花が 咲いていたらいいな
by puffin99rice | 2008-03-31 20:22

撃たれている

過ぎてゆく ただ
その現象が あるばかりだ
あるいは 幻像が
神はない ただ
それだけが 美しい
by puffin99rice | 2008-03-30 20:11

濡れている

銀がふって 暗渠へ
しみる 花のかげを
まぼろしが すぎる
こんな日は だれも
詩なんか 読まない
by puffin99rice | 2008-03-29 22:14

佇んでいる

さくらの花の あまい
死の においがする
下照る道に おれはまだ
したたっているか 
舌たたっているか 
by puffin99rice | 2008-03-26 22:46

芝生

ひだまりで
こどもらと
カード遊びをする
おもいでは
もう
遠いところにさえ
ないのです
ほしかったのは
羅針盤
いや

いいえ
星の秘密
じつは
えーと
愛と死を
数珠つなぎにしたもの
薔薇のひびきも  
とどかない
夜の肺胞へ
墜落する
耳朶に誓って
虚空へ
花が
水を吹きあげ
風に
鳴りはじめる
銀を 
ふみしだき
やってくる
そのひとの
名前に
いつまでも
おしみなく
やぶれさる
わたしのため
アルカナフォースゼロを
禁忌の
守備表示にして
ターンをおえる
by puffin99rice | 2008-03-23 21:00

平行線上で会うために

そうさ ことばだから
なんとでも 言えるさ
むしろ どうとでも
言えねばならぬ ベイビー
話は それからだ 
by puffin99rice | 2008-03-19 21:30

旅立ちの日に

男の子たちが 泣いたとき
女の子たちは なみだを
まつげで 上手に
せきとめて いちはやく
おとなに なっていた


初音ミクで→http://www.youtube.com/watch?v=9E4JpBd52Mo&feature=related
by puffin99rice | 2008-03-15 21:07

名もなく喝采もなく

木蓮の枝が つぼみ
もたげて 冬の充溢を
ひらこうと している
外光にふれて すこやかに
卵たちが 腐っている
by puffin99rice | 2008-03-13 20:37

風のなかで うららかに
としおいて 歳時記を
読んでいる 信じられない
ことだが 掟にしたがって
花を 愛でている
by puffin99rice | 2008-03-12 20:43

メタボではありません

喪服のズボンの チャックが
しめられなくなった たいへんだ
拷問して もとの体型にするから
友人諸氏よ それまでは
だれも死ぬな
by puffin99rice | 2008-03-11 08:35